クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で、分散型VPN「Deeper Connect Nano」の予約販売が開始されています。
なんじゃ、この箱???って思われるかもしれませんが、これ、アプリケーション層のファイアウォールを備えたセキュリティデバイスで、これをモデムとWi-Fiの間に接続するだけで、自宅のネットワークすべてを強化することができるようになります。
自宅のネットワークセキュリティの強化って、どういうこと?
まぁ、そうなると思うんですが、まずVPNについて。
VPNというのは日本語で「仮想プライベートネットワーク」といって、ネット接続している利用者の間に、仮想的なトンネルを構築し、プライベートなネットワークを拡張する技術のこと。
なんでこんなものが必要なのかというと、実は私たちが利用しているネット上での通信は野ざらし状態といってもよく、情報を盗むのは、思っている以上に簡単なんです。
特にフリーWifiなんかでは、もう盗んでくれ!!!!て言っているようなもので、間違ってもフリーWifiなどでクレジットカードなどの情報を使うようなことはしないでくださいね。
とはいえ、フリーwifi、お金も掛かりませんし、通信制限を気にしなければならないようなスマホ契約をしている場合は、どうしても使いたくなりますよね?
そんなときには、この製品のようなものを、ネットワークと自分の端末の間に入れ、セキュリティを高めるのです。
ちなみにこの製品は、VPNだけでなく、DPN(分散型プライベートネットワーク)にもなっていて、Deeper Connect NanoおよびDeeper Networkの販売しているデバイス自体をクライアントとサーバーとし、アメリカ、ヨーロッパ、シンガポール、中国(Deeper Connectのデフォルト地域)の他、世界中のデバイス利用者がいる地域に最大16のトンネルを構築することができるのだそうですよ。
これどういうことかというと簡単に言えば、地理的にブロックされてしまうサイトでもこの製品を入れれば、接続できるようになるというわけです。
一般的にVPNを利用しようとすると毎月の使用料であったり、年次更新であったりすることが多いのですが、これは一度購入してしまえば、それでお仕舞。
サブスク無しの小型セキュリティデバイスなんです!!!
いや、これいいじゃん!!!って思ったでしょ?やっぱりセキュリティは大事ですから。
ただし気を付けておきたいのは、セキュリティが高くなる半面、安全な通信となるので、通信スピードは遅くなるということを踏まえておいて下さい。
劇的に遅くなるということはないとは思いますが、VPNの宿命として、回線スピードは少なからず落ちますので、その辺も考慮しつつ、検討してみてください。